「アレクサ、おすすめのジャズをかけて」と、話しかけるだけで操作が出来るスマートスピーカー、Amazon Echoシリーズ。
音楽を流す・アラームをかけるといったスピーカーのみで完結する機能だけでなく、家にあるテレビや照明のような他の家電と繋がることで、それらも声で操作できるのはご存知でしょうか。
前々から気になっていたのですが、「きちんと反応してくれるのか?」「本当に声だけで家電操作なんてできるのか?」と半信半疑で、なかなか購入に踏み切れずにいました。
しかし、Amazonのマイページでおすすめされたのがきっかけで妻と交渉し、最近やっと購入することができました。
実際に使ってみると、「意外と良いやん!」というのが正直な感想です。
そこで今回は、Echo Dotを数日使ってみての感想を、良かったところ・イマイチなところをまとめてレビューしていきます。
操作するためにEcho Dotとスマートリモコンを購入
Amazon Echoシリーズは、スピーカーの質や機能の豊富さなどでグレードがいくつか分かれていますが、ボクは1番安いEcho Dotを購入しました。
理由としては、一番コンパクトで場所を取らずに設置できる点が良いと思ったからです。
しかし、Echoシリーズの中で、単体で家電と繋がる「スマートホーム機能」を備えているのは上位のEcho Plusのみ。
家電を声で操作してみたいと思っていたボクにとって、ここは大きな悩みどころでした。
ところが「スマートリモコン」と呼ばれる商品を組み合わせることで、下位のEchoやEcho Dotでも家電の操作が可能になることを知り、無事に解決。
ちなみに、ボクが買ったスマートリモコンは「Nature Remo mini」というものです。
アマゾンでは「 RS-WFIREX3」という機種がおすすめされているのですが、Nature Remo miniならば「〇km以内に入ったらエアコンを点ける」といった完全自動の操作ができるとのことで購入を決めました。
Echo DotとNature Remo miniの総額は15,000円ほどです。
Echo Dotを使っていてよかったところ
実際にEcho Dotを数日間使ってみて「買ってよかったなぁ」と感じるところが多く出てきました。
- アマゾンミュージックで音楽が聴ける
- 手ぶらでの家電操作は思っている以上に快適
- Dotだとコンパクトに設置できて音質も問題なし
- 別で買ったスピーカーとも接続できる
ポイントを詳しく解説していきます。
アマゾンミュージックで音楽が聴ける
スマートスピーカーには、AmazonのEcho以外にもGoogle HomeやLINE Clovaといった商品が存在します。
その中からボクがEchoシリーズを選んだ理由は、Amazon Musicで音楽が聴けるからです。
我が家はAmazon Prime(アマゾンプライム)に入っているのですが、その特典の1つとしてAmazon Music(アマゾンミュージック)という100万以上の楽曲が聴き放題のサービスが付いています。
そして、同じAmazon製のスマートスピーカーであるEchoでは、声をかけるだけでAmazon Musicを再生可能です。
例えば、「アレクサ、仕事がはかどる音楽をかけて」と声をかければ、作業をしている時におすすめの曲を流してくれます。
スマートフォンや音楽プレーヤーを手に取って操作する必要なんてありません。
家にいて、BGM感覚でいつでも気が向いたら音楽を流せる生活は想像していた以上に快適です。
手ぶらでの家電操作は思っている以上に快適
実際に声だけで家電を操作してみると、その便利さに驚かされました。
エアコンをつけたいと思った時も、普通はリモコンを探して手に取って電源をつけるという動作が必要です。
それが、Echoとスマートリモコンさえあれば「アレクサ、リモでエアコンつけて」と声に出すだけでスイッチが入ります。
朝晩が涼しく、窓を開けているだけで快適な日でも、日が昇ってくるとだんだん暑くなってきます。
そんなとき、窓を閉めながらアレクサに声をかければ、いちいちリモコンを押す手間も省けます。
ボクには9ヵ月になる息子がいるのですが、息子の相手をしながらでも家電の操作をできることに助けられています。
Dotだとコンパクトに設置できる、音質も問題なし
コンパクトさを魅力に感じて、Echoシリーズの下位グレードであるEcho Dotを購入したボクですが、結論としては、「このグレードで全然問題なかった」という感想です。
スピーカーが他のグレードより劣っているといっても、アレクサの声はクリアですし音楽も綺麗に聞こえます。
約10帖のリビングで利用しており、部屋中に音楽を響き渡らすには少ししんどいかなといった感じですが。
BGM感覚で軽く音楽を流したりするのには十分な音質です。
Echoは有線・無線の両方で外部スピーカーと接続可能ですので、 もし音質に不満があるなら、好きなスピーカーに接続しても良いでしょう。
無理にグレードを上げてEchoのスピーカーの質を上げるより、その分のお金をスピーカー購入代にした方が満足度は高いと、実際に使ってみたボクは思います。
Echo Dotを使って不便に感じたところ
いろいろと便利なEcho DotとNature Remo miniの組み合わせですが、不満な点も存在します。
- 使用環境によってはテレビの入力切替ができない
- 細かい操作は「リモで」とつけないといけない
- たまに無視される(声が聞こえていない?)
これらのポイントについても詳しく見ていきましょう。
使用環境によってはテレビの入力切替ができない
我が家のテレビでは、HDMI入力に切り替える際には、「入力切替ボタン」を押して入力リスト一覧を表示させます。
さらに、リスト一覧が消える前に「入力切替ボタン」か「矢印ボタン」を押すことで1つずつ入力が切り替わるようになっています。
つまり、入力切替を行うには即座にボタンを2回以上続けて押す必要があります。
Nature Remo miniでは1度に1ボタン分の命令しか送れないため、命令を続けて2回送信するには連呼しなければいけません。
しかし、テレビに表示された入力リスト一覧が消える前に、連続で命令を送信するのは実質不可能です。
そのため、レコーダーを見るときには入力切り替えのために結局リモコンを使ってます。
リモコン無しで操作できると思ったのに、これはけっこう痛い失敗でした。
ちなみに、アマゾンがおすすめしている「RS-WFIREX3」では、複数の命令をまとめて送信できるマクロ機能が付いており、これで対応可能なんだそう。
もし次回買う機会があるならば「RS-WFIREX3」も試してみたいですね。
細かい操作は「リモで」とつけないといけない
テレビや電気をつけたり消したりといった単純な動作は、「アレクサ、○○をつけて」といった声のかけ方でOKです。
しかし、「チャンネルを8にする」といった細かな動作に対しては、「アレクサ、リモでチャンネルを8にして」のように「リモで」という単語をつけて命令しなくてはいけません。
たまにつけ忘れてアレクサが家電操作してくれないことも結構あります。 こういったところは、今後改善していってほしいなぁ。。。
たまに無視される(声が聞こえていない?)
地味に気になるのが、アレクサに無視されるところです。
明らかに聞こえるように呼んでいるのに、アレクサが反応してくれないことが時々あります。
発音が悪いというよりは、単純に聞こえていないのかなと思っているのですが。
かと思えば、嫁との会話の中にたまたま出てきた「アレクサ」という単語に反応したり。。。よくわかりません。
原因等に心当たりのある人がいましたら、ぜひ教えていただけますと嬉しいです!
不満はあるものの、Echo Dotはおすすめ
総額15,000円ほど出して設置したEcho Dotとスマートリモコンですが、多少の不満はあるものの、おおむね満足しています。
買う前は、半信半疑でしたが、想像していた以上に声の認識もよく、快適な使い心地です。
意外だったのは、関西弁にもちゃんと反応してくれること。
ボクは関西の滋賀県出身ですが、関西なまりの言葉にもきちんと反応してくれるんです。
なんと、「アレクサ、電気消してくれへん?」という言葉にもきちんと反応してくれます!
こういったところは、地方に住む人にとっては意外とうれしいポイントですね。
なにより、今まで出来なかったことができたという満足感が大きいです。
スマートスピーカーもスマートリモコンも、無くてはならない必需品ではありません。
無くてはならない訳ではないけど、あれば生活がもっと楽に・もっと楽しくなる…そんな商品ですね。
自動車がマニュアルからオートマに変わっていったように、「リモコンを操作しなくてよい」というのは意外な便利さを感じられます。
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