製造業の転職でハローワークをおすすめできない3つの理由【実体験】

ハローワークで製造業の求人を探しているけど、利用する時の注意点なんかはあるのかな。
あと、他に良い転職活動の方法があったら教えてほしいです。

こういった疑問に、お答えします。

転職活動をする時、まず最初に思い浮かぶのがハローワークだと思いますが、ブラック企業に当たる確立が高く、あまりおすすめの方法ではありません。

過去にハローワーク経由で面接や転職など行ったことがありましたが、少し微妙な会社が多かったからです。

そこで製造業勤務12年、転職歴4回の僕が、ハローワークで製造業転職をおすすめしない理由とおすすめの転職方法を実体験を添えて解説します。

目次

製造業の転職でハローワークをおすすめできない3つの理由

結論からいうと、以下のとおり。

  • 求人票に嘘の記載があることがある
  • 企業側が求人に対する意識が低い傾向にある
  • 企業が儲かっておらず、給料も低くなる可能性がある

順番にみていきましょう。

求人票に嘘の記載があることがある

ハローワークといえば、公的機関なので安心しがちですが、求人票と実際の労働条件を職員の方がわざわざチェックするなんてことはほとんどありません。

なので、労働条件や報酬面が脚色されていたり、たまに嘘が書かれていることもあります。

実際に僕が経験したのは、下記のようなもの。

  • 求人票『賞与3.4ヶ月分』 → 実際は『賞与1.5ヶ月あれば良い方
  • 求人票『残業20時間程度』→実際は『残業は60時間以上が当たり前
  • 求人票『土日休み』 → 実際は『土曜日は常に出勤、日曜出勤もある

このように、実際に面接を受けたり転職したりした後にその会社の実態を知ったということがありました。

僕の場合、休日の条件が求人票と違うというのは入社した後に知ったので、特に最悪でした。

当たり前に昼休憩が無い部署があったり、朝の出勤時にみんなの笑顔が一切なかったりと労働環境も決して良くなく、ほぼ試用期間中に退職した苦い経験をしました。

もちろん、求人票通りの条件であるキチンとした企業が大半だと思いますが、上記のような嘘が書かれているケースも実際にあるので、転職者としては判断が難しいです。

企業側が求人に対する意識が低い傾向がある

求人をする企業は、ハローワークを使うと無料で求人を出すことができます。

一方で、大手リクナビをはじめとする転職サイトなどでは、求人掲載するのにお金を支払わないといけません。

つまり、ハローワークで求人を出している企業は、人材に対しての意識が低いことを意味します。

中には、「入ってもすぐに辞められるから、できるだけ無料で求人しよう」という思惑があるかもしれません。

もちろん、誰もが聞いたことあるような有名企業がハローワークに求人を出していることもありますが、そういった場合は転職サイトや転職エージェントにもほぼ100%求人を出しています。

僕たち転職者は、転職サイトの利用は無料なので、わざわざ悪条件の可能性が高いハローワークを使う理由はほぼありませんね。

企業が儲かっておらず、給料も低くなる可能性がある

求人にお金をかけられない企業というのは、業績が悪くあまり儲かっていない可能性があります。

つまり、あなたの給料や昇給率、ボーナスの額に影響するということ。実際の求人票をみると分かりますが、ハローワークは給料が低い会社が多い。

転職理由として給料アップを考えているなら、ハローワークだけで求人を出している企業は避けたほうが無難ですね。

製造業転職をハローワークでする1つのメリット:地域密着型である

では、ハローワークでは絶対に転職活動をしてはいけないかというと、そうでもありません。

ハローワークでは、その地域内の求人情報が豊富にあるからです。

希望地域への転職にこだわりがある場合だと、ハローワークの方がより希望にあった条件が見つかるはず。

転職サイトにも無いことはないですが、ハローワークと比べると少ないですし、特に地方だとそういった求人はさらに少なくなってしまいます。

ハローワークでの相談はメリットなのか?

よく、「ハローワークなら職員に転職に関する相談ができる」というメリットを言う人がいますが、これは後述する転職エージェントを利用すれば、無料で転職のプロに相談することができます。

あと経験上、ハローワークの職員さんは頼りない人が多いです。転職相談に関しても、「相談なしでも大丈夫ですよね」と、なにかと自分の仕事を減らそうとする人も中にはいます。(公務員だし仕方なし)

一方で転職エージェントはあなたが転職することで利益を得るビジネスモデルなので、転職成功のためのアドバイスや相談に関して適切な人が多い。

特定の地域で働きたい人は、ハローワークを利用しつつ、転職サイトや転職エージェントも一緒に活用するのが最適解かなと思います。

製造業の転職はハローワークより転職サイト・転職エージェントがおすすめ

特別な事情がない限り、転職活動では転職サイトや転職エージェントを利用したほうが良いですが、ハローワークとの違いやあまり聞き馴染みがないであろう転職エージェントの利用方法について説明していきます。

ハローワークと転職サイト・転職エージェントの違い

それぞれの違いを表にしました。

項目ハローワーク転職サイト転職エージェント
費用無料無料無料
検索時間ほぼ平日いつでもいつでも(エージェントも探してくれる)
求人地域特定地域の求人のみ全国の求人 全国の求人 (非公開求人も多い)

上記のとおり。

転職エージェントが特に素晴らしいのは、自分が探さなくても最初に希望条件をエージェントに伝えればあとは勝手に求人を検索してもらえる点。

あと、転職サイトなどで一般公開されていない求人もあるので、より条件の良い案件に巡り合う可能性が高いです。

製造業に強い転職エージェント・転職サイトは下記の通り。

製造業に強い転職エージェント・転職サイト

製造業に強い転職サイト・転職エージェント3選【失敗しないコツ】』の記事でも紹介していますが、これらのサイトに登録しておけば間違いないです。

転職エージェント利用の流れ

転職エージェントは一般的な転職サイトと違い、登録した後に担当のエージェントにあなたの希望を伝える電話面談(もしくは来社面談)があります。

面談といっても30分程度で終わりますし、相手からの質問に答えるだけなので気楽なものです。ただし、希望する職種や勤務地、年収や労働環境など、優先順位を付けて前もってメモしておいた方が、面談もスムーズなのでおすすめ。

ちなみに企業面接とは違うので、言いにくい給与面などは包み隠さず正直に伝えたほうが良いです。

転職エージェントの使い方は、『【失敗談あり】転職エージェントを使ってみた感想と体験談を話します』で詳しく解説していますので気になる方はご覧ください。ざっくりとした流れは下記です。

STEP
登録フォームに従って入力
STEP
エージェントからの電話を待つ
STEP
エージェントと30分ほど面談
STEP
後日エージェントが求人を紹介してくれる

面談の30分は少し大変だと思いますが、転職活動で後悔しないようにグッと踏ん張りましょう。ここが転職成功への第一歩です。

ということで、今回は以上です。

ハローワークで転職活動する時の注意点が分かってもらえたと思います。

もちろんすべての企業がダメでは無いですが、いろんな可能性があるということは頭に入れておくべきですね。

ハローワークで良さそうな求人を見つけたら、他の転職サイトや転職エージェントでも同じ求人を出しているかどうか確かめるのも、1つの判断材料になるかもしれません。

過去の僕のように、入社した後に「求人票と全然違った…」なんてことのないよう、後悔のない転職活動ができるよう応援しています。

製造業に強い転職エージェント・転職サイト

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