「Orico Card THE POINT(オリコカード)ってポイントが貯まりやすいって聞いたけど、はたして本当なんだろうか?」そんなこと考えていませんか。
発行は無料だけれど、クレジットカードは何枚も作るものじゃないし、できれば失敗したくないですよね。
それに、「使い勝手で悪い部分はないか」「できればお得にしたい」という点も気になるところだと思います。
そこで今回は、実際に半年間使用してみて分かった、オリコカードの良いところだけでなく悪い部分もご紹介。
オリコカードの使用歴は浅いですが、クレジットカード自体の利用は10年以上なので、長年のクレカ経験者としての目線でレビューします。
さらに、ポイント還元でお得になる方法にも触れていきますので、是非ご覧ください。
オリコカードのメリット
そもそもなぜオリコカードを使うようになったかというと、スマホをiPhoneからandroidに買い替えたことがきっかけです。
それまでは、P-oneカード<Standard>をメインのクレジットカードとして約10年使っていて、Apple Payで電子マネーとしても利用していました。
ただ、スマホをandroidに変更した当時に、Google PayはQUICPayに対応しておらず、電子マネーが使えなくなったのでメインカードの切り替えを決意したのです。
その時、「もっと良いクレジットカードは無いかな」と調べた時の必須条件は、年会費無料であること。
その上で、オリコカードを発行する決め手となったのは次の3点でした。
- iDとQUICPayの両方が使える
- ポイントが貯まりやすい
- ETCカードが無料
これらに限って言えば、P-oneカードよりもオリコカードの方が優れていましたので、切り替えるだけで条件が良くなりました。
iDとQUICPayの両方が使える
オリコカードの1番の魅力は、何といっても後払い式電子マネーであるiDとQUICPayがダブル搭載していることでしょう。
普段から電子マネーを利用しているなら、この点はかなり重宝します。
電子マネー決済に対応のお店ならiDかQUICPayのどちらかは使える場合が多く、これ1枚あれば電子マネーで支払えないことはほとんどないからです。
ちなみに、後払い式電子マネーがダブル搭載のクレジットカードはオリコカードのみ。
キャッシュレス生活をこれから始めようと考えている場合にも、持っておいて損はないクレジットカードです。
ポイントが貯まりやすい
いくら便利だといっても、お得さが無ければ魅力は半減してしまいますよね。
オリコカードの還元率は1%で、年会費無料のクレジットカードとしてはトップクラス。
しかも、この還元率は毎月の合計金額に対して適応されます。
たとえばP-oneカードも還元率1%であるものの、それは1回の会計毎に適用されるので、端数で損をすることに。
そのため、99円の商品をたとえ100回買ったとしても、還元額はゼロということです。
細かな部分ですが、なんだか損をしている感じがしますし、カード会社に対して「いやらしいことするなぁ」という負の感情が。。。
そう考えると、オリコカードの1ヵ月の合計金額に対して1%還元というのは、かなり好印象ですね。
さらに、入会して半年間はポイント還元率が2%と2倍になりますし、ETCカードの利用分でもポイント還元されます。
電子マネー決済のみ対応のお店でもほぼ使えるので、こういった部分が「オリコカードはポイントが貯まりやすい」と言われる大きな理由でしょう。
Kyashを使うことで還元率が3%に
オリコカードを使ってオリコモール経由でAmazonでお買い物をすると、ポイント還元率が2%にもなります。
これは、年会費有料(10,800円)であるAmazon Mastercardゴールドの2.5%にせまる還元率なので、年会費無料のクレジットカードとしてはかなりの高水準。
ただ、ボクの場合はKyashという還元率2%のプリペイドカードを利用していて、還元率1%のオリコカードと連携させることで、Amazonはもちろんそれ以外のお買い物でも合計で還元率3%にしています。
しかも前述のとおり、入会後半年間はオリコカードの還元率が2%なので、その間は合計で還元率が4%に!
kyashはプリペイドカードなのでチャージが必要ですが、クレジットカードと連携させておくと、支払額分だけリアルタイムで自動チャージされて決済できるので、手間なく使えます。
支払い方法としてはVISAのクレジットカードと同様の使い方ができるので、会計時に「クレジットカードで」と言ってカードを渡すだけでとっても簡単。
ただし、クレジットカードと違って不正利用に対しての保障が無いので盗難・紛失には十分注意が必要です。
ETCカードが無料
オリコカードは、年会費無料のETCカードが発行できるので、遠方へよくドライブする方にとっても嬉しいクレジットカードです。
なぜなら、クレジットカードが年会費無料だからといって、ETCカードも無料だとは限らないので。
たとえば、P-oneカードはクレジットカードの年会費は無料でも、ETCカードは発行手数料(1,000円)に加えて更新料(1,000円)も必要。
ボクは、更新料のことを知らずに発行していたので、知らない内に取られていて悔しい思いをした経験があります。。。
そう考えると、年会費無料のETCカードが発行できるのはありがたいですね。
オリコカードのデメリット
ポイントが貯まりやすく、後払い式電子マネーのダブル搭載などで利便性の高いオリコカード。
個人的には満足度も高くて重宝するクレジットカードですが、使用していて分かったデメリットもあります。
そこで、使いにくい部分とその対処方法を見ていきましょう。
オリコポイントの有効期限が短い
オリコカードに限ったことではありませんが、還元されたポイントには有効期限があります。
ただ、多くのクレジットカードでは2年以上など余裕を持った期限になっているものの、オリコカードは約1年間(獲得月を含めた12ヵ月後の月末)と短くなっています。
しかも、月ごとに獲得したポイントに有効期限が決まっているので、有効期限の延長はありません。
そのため、貯めたポイントを失効する前にAmazonギフトカード(有効期限10年)などに交換しておく必要があります。
交換の最低ポイント数は500Pなので、それを1年間に貯めようとすると月々4,167円以上クレジットカードで支払わないといけない計算。
オリコカードをメインで使っていれば、通常の買い物でも十分に支払うくらいの金額でしょうが、どうしても不安な場合は、光熱費の支払いをすればその金額はクリアできるはず。
実際にボクはそうしていますが、3人家族だと3ヵ月もあれば余裕で500P以上貯まります。
オリコカードはポイントが貯まりやすい反面、有効期限が短くて失効しやすいのが欠点ですが、適切に対応すれば心配いりません。
保険の勧誘電話がかかってくる
こちらも、他のクレジットカードにも言えることですが、たまに保険の勧誘電話がかかってきます。
ある日、知らない番号から着信があり、誰かと思って出てみるとオリコカードからで、「カード会員様限定でお得な保険のご案内を~」などと何やら特別感を出してかけてきます。
ボクの場合、入会してから半年経った頃にかかってきたので頻繁にあるわけではないものの、慣れていないと対応が少し面倒ですね。
本当に保険の切り替えなどで相談したい場合には良いかもしれませんが、そうでないなら迷惑でしかありませんので、「結構です」と言ってすぐに切ればOK。
「どこかと契約されていますか?」などと食い下がってくることもありますが、無視して問題ありません。
ブランドはMasterCardにするべき
オリコカードで選べるブランドはJCBかMasterCardですが、迷わずMasterCardを選んでください。
なぜなら、前述したKyashに登録できるブランドがVISAとMasterCardだけで、QRコード決済に登録できるブランドもそのどちらかであることが多いからです。
ちなみに、KyashはVISAカードとして使えますので、MasterCardを選べばVISAも使えることになりますね。
今後、オリコカードをメインとして使っていくなら、利便性の高いMasterCardをおすすめします。
キャッシュレス決済に最適なカード
ポイントの有効期限が若干短いという欠点はあるものの、総合的に見て使いやすいクレジットカードですね。
特に、後払い式電子マネーがダブル搭載されているので、キャッシュレス決済入門のクレジットカードとしては最適かと。
ポイント還元率も1%と、年会費無料のクレジットカードではトップクラスなのでお得感も十分にあります。
様々な面で使い勝手の良いオリコカードを、あなたも是非使ってみてください。