資産運用と聞くと、何だか難しそうですよね。。。
始めようにも、株・金・投資信託など様々な方法があるので、初心者にとっては「何をしたら良いのか分からない」という人がほとんどです。
そういった人におすすめなのが、ほったらかしでもOKなウェルスナビです。
口座へ入金するだけで、基本放置で良いので、サラリーマンや主婦など忙しくて時間が無い人にはピッタリですね。
実際にボクも使っていますが、日々の株価をチェックするなど面倒なことは何もせずに資産運用ができています。
感覚としては、銀行にお金を預けているのと同じです。
そんなウェルスナビについて、実際の運用実績も踏まえて解説していきます。
WealthNavi(ウェルスナビ)って何?
ウェルスナビとは、AIによる資産運用アドバイス機能が付いている「ロボアドバイザー」というサービスの1つです。
ロボアドバイザーの中でも、預かり資産と運用者数が最も多く、テレビや雑誌などでも取り上げられました。
元金10万円という少額から資産運用することができるので、初心者でも手軽に始めやすくなっています。
ただ、基本的には2~3ヵ月などといった短期的な運用ではなく、10~30年と中長期的な運用していくのを目的としたサービスです。
そのため、一発逆転を狙うような投資方法ではないのでご注意ください。
入金が簡単にできる
口座を開設した後は、好きなタイミングで入金することができます。
入金方法は、「通常振込」「クイック入金」の2種類です。
通常振込
あなた名義の銀行から、ウェルスナビの口座へ振込むことで入金する方法です。
つまり、通常の銀行振込と同じように、振込先をウェルスナビの口座にするだけです。
振込元の銀行によっては振込手数料がかかることがありますが、どの銀行からでも入金することができます。
クイック入金
「三井住友銀行」「みずほ銀行」「三菱UFJ銀行」「住信SBIネット銀行」「ソニー銀行」「イオン銀行」6種類のインターネットバンキングから入金する方法です。
入金額は3万円からになりますが、入金手数料が無料になるのでお得です。
ボクも、最初の入金はこちらの方法で行いましたが、スマホアプリでも操作できるので簡単でした。
ちなみに銀行は、住信SBIネット銀行を利用しています。
振込手数料やATM手数料が無料だったり、スマホアプリからも手軽に操作できたりと、お得で便利だからです。
手数料が安く、長期割もある
手数料は、預けている資産評価額に対して年率1%だけです。

つまり、預けている資産額が10万円の場合、手数料は1年間で1,000円だけです。(実際の引き落としは1ヶ月毎です)
自動で資産運用できることを考えると、個人的には安いと思います。
50万円以上預けている場合には、6ヵ月毎に手数料が0.01%安くなり、最大で手数料が0.9%まで下がる長期割もあります。

少しでも手数料が無い方が利益が出るので、こういったシステムは助かりますね。
安全性が高い
10万円以上のお金を預けるとなると、本当に安全なのかが気になるところです。
ウェルスナビは、「DBJキャピタル株式会社」「みずほキャピタル」「三菱UFJキャピタル株式会社」「SMBCベンチャーキャピタル株式会社」といった会社と資本提携しています。
メガバンクのグループ会社と資本提携しているというのは、十分に信用できるサービスということですね。
また、インターネットバンキングにも使われている「256bitssl通信方式」を用いて、個人情報・口座情報・入出金のデータはすべて暗号化されているのでセキュリティ面でも安心です。
預けたお金は運用会社の資産とは別に管理されているので、万が一運用会社が倒産しても保護される仕組みになっています。
さらに、日本投資者保護基金が1,000万円までは確実に保障してくれます。
このように、安全なセキュリティ管理のもとあなたの大切な資産を守りながら運用してくるので安心です。
WealthNavi(ウェルスナビ)が初心者におすすめな理由
ウェルスナビは、口座に入金するだけで勝手に資産運用してくれるので、知識のない人でも手軽にできるのが1番の魅力です。
やることといえば、以下の2ステップだけ。
- 運用プランの設定
- ウェルスナビの口座に入金
たったこれだけで資産運用できてしまうので、複雑な操作は一切無しで簡単に資産運用ができてしまいます。
最適な投資先を自動で選んでくれる
資産運用の基本は「分散投資」といって、投資先を分けてリスクを少なくすることです。
たとえば日本株ばかりに投資していた場合、日本経済が悪化して日本株が暴落した時には資産価値も同じように下がります。
この時、日本株と外国株に半分ずつ投資していれば、資産価値が下がるのは半分で済みます。
とはいっても、初心者がこういった分散投資をするのは難しいですよね。
ウェルスナビでは、「米国株」「日欧株」「新興国株」「米国債券」「金」「不動産」の6種類に自動的に分散投資してくれます。

何も考えなくても口座へ入金するだけでプロの投資家が行うような資産運用ができるということです。
また、基本的には半年に1度、各投資先の配分を調整するリバランスも行ってくれます。
初心者には難しい「分散投資」や「リバランス」も、自動で行ってくれるのは心強いですね。
確定申告が原則不要
ウェルスナビの口座から出金した時、得た利益分に対しては税金がかかります。
本来は確定申告して税金を納めますが、「特定口座(源泉徴収あり)」を選ぶことで税金計算や納付を代わりにしてくれるので、確定申告は原則必要ありません。
実際にボクも、こちらを選んで運用しています。
そのため、「確定申告がキチンとできるかが不安だ」というなら、「特定口座(源泉徴収あり)」を迷わず選んでください。
普段使わないお金を運用しよう
資産運用というと、お金持ちがやるイメージを持っているかもしれませんが、そんなことはありません。
たとえば、何年も使っていない銀行預金はないでしょうか?
そういった、普段の生活で使わない余剰資金を資産運用に回すことで銀行預金よりも効率的にお金を増やすことができます。
現在の銀行預金は年利0.001%なので、利息が無いといっても良いほど低いのが現状です。(定期預金でも良くて年利0.2%ほど)
ウェルスナビでは、過去25年間のシミュレーション結果では年率6.0%にもなります。
そのため、使わないお金を銀行に眠らせておくのは損だといえます。
お金の価値は変わっていく
資産運用は投資なので、元本割れ(元のお金よりも減ってしまう)のリスクもあります。
そのため、使わないお金とはいっても銀行預金をなかなか投資には回せませんよね。
ただ、注意しないといけないのは、お金は常に同じ価値ではないということです。
たとえば、物価の推移を表す消費者物価指数をみると、物価の上がり具合が良く分かります。
このグラフを見ると、1990年に比べて2015年の物価は、約10%高くなっていることが分かります。
つまり、この25年間で100円の価値が約90円の価値に下がってしまったということです。
実際に日本銀行は、前年比上昇率2%のインフレ(物の価値を上げ、お金の価値を下げる)を目指しています。
もちろん、本当に日本経済が計画通りにインフレを起こすとは限りませんし、商品やサービスによっては価格が下がるものもあります。
昔は何十万円もしていたテレビが、今では数万円で買えてしまいますよね。
ただ、お金の価値はいつも同じではないということは知っておくべきです。
銀行に預けているお金がこの先もずっと同じ価値なのかは少し疑問で、「銀行預金は減らないから安心」とは必ずしも言えません。
つまり、銀行預金もお金の価値が下がるリスクを抱えているということですね。
こういったことを知った上で、投資と預金とのバランスを考えることが大切です。
実際の運用実績
ボクは2018年8月から最初に入金した200,000円で運用をしていますが、写真は同年10月20日時点での運用成績です。
元本200,000円に対し197,861円と、2,139円のマイナスが発生しています。
おそらく、2018年10月10日夜から11日にかけて、米国株が急落したことが原因でしょう。
その証拠に、10月9日時点では4,447円のプラスになっています。
この結果をみて、「やっぱり投資は怖い」と思ったでしょうか?
しかし、資産運用は2~3ヵ月といった短期で考えるのではなく10~30年と中長期的に考えるので問題ありません。
たとえば、2008年に世界的な金融危機であるリーマン・ショックが発生して株価は暴落しましたが、2009年に底を打った後は右肩上がりです。
経済状況によって落ち込むことはありますが、徐々に回復して上がっていくのが過去のデータを見ると分かります。
これから10年・20年・30年と長い目で見た時に、資産価値が一時的に下がってしまうのは仕方がないことなんですね。
逆に言うと、「少しの期間でも資産価値が下がるのは耐えられない!」と考えているならばウェルスナビはやめておいた方が良いでしょう。
THEO(テオ)での運用実績
ちなみにボクは、同じロボアドバイザーのサービスで「テオ」も利用しています。
使いやすさや実際の運用実績を比較したかったので、同じ日にウェルスナビと同じ金額(200,000円)を入金して運用開始しました。
そのため、両方共あえて追加入金などは行わずにそのままにしています。(グラフにある+2,000円の入金は、キャンペーン適用によるものです)
10月20日時点では4,578円のマイナスと、ウェルスナビと比べて2,439円も低い数値です。
このように2か月余り運用していて、分かったことは2つあります。
まず、ウェルスナビの方が運用実績が優秀だという点です。
同じ日で比較すると、利益が出ている時はウェルスナビの方が高く、損益が出ている時はウェルスナビの方が少ないのです。
2か月という短期間であるものの、テオがウェルスナビの運用成績を上回る日はありませんでした。
もちろん、運用方針の設定によって多少成績に変化はあるので、必ずしもというわけでは無いでしょう。
次に、android版のアプリが無いので、運用状況を見る時のログインが面倒だということです。
資産運用していると運用実績が気になるものですが、わざわざサイトにアクセスしてログインするというのは面倒なものです。
【追記】2018年12月からandroidアプリの提供が開始されました。
スマホアプリであれば、ホーム画面からアプリを起動してすぐに確認ができます。
このような点を考えると、テオよりも運用実績や使い勝手が良いウェルスナビの方が優秀だと個人的に判断しました。
そのため、時期をみてテオを解約し、ウェルスナビだけで運用しようと検討中です。
WealthNavi(ウェルスナビ)の始め方
ウェルスナビは、サイトの手順に沿って簡単に始めることができます。
PCとスマホ、どちらからでも登録可能です。
まずは、トップページにある『無料診断』をクリックしてください。
無料診断のページが開くので、質問に答えていきます。
質問は計6問で、スムーズにいけば1分もかかりません。
全ての質問に答えると、次のような診断結果が表示されます。
投資した額が、何パーセントの確率でどれだけ増えるのかを判定してくれます。
今回の場合、「30年後に70%の確率で100万円が256万円以上になっている」という結果です。
銀行預金ではあり得ない増え方ですね。
あとは、メールアドレスを入力して「次へ」を押し、ユーザー登録を完了させてください。
このように複雑な操作は一切無いので、初心者でも簡単に始めることができます。
まとめ
ウェルスナビは自動で資産運用することができるので、知識のない初心者でも手軽に始めることができます。
実際にボクは、最初の設定から何も操作しておらず、スマホアプリでたまに資産状況を確認する程度です。
たとえば銀行口座にお金を貯めている人ならば、その振込先が銀行ではなくウェルスナビになるというだけです。
このように、銀行預金と同じ感覚で資産運用ができてしまいます。
無料診断をするだけでも、あなたのお金がどれくらい増えていくのかをシミュレーションできるので、試しにやってみても良いですね。
是非、銀行に眠らせているお金を有効活用してみてください。