フリーランスエンジニアをしている、なおひこです。
フリーランスとして働く時、クライアントとの信頼を得るためにコミュニケーション能力(コミュ力)は必須ですが、多くの人がコミュ力について勘違いしています。
エンジニアに必要なコミュ力は、「誰とでも仲良くなれる能力」ではなく、「聞かれたことに簡潔に答えられる能力」です。
なので、タイトルにあえて「コミュ障OK」と入れました。
実際、僕自身は初対面の人との雑談が苦手で、心臓がバクバクしてしまうタイプです。
ただ今までSESで3社経験し、どの会社でも「ずっといてもらう予定なんで」と言ってもらい、面談でも先方の都合を除けば全て通っていますので、そういう意味ではエンジニアとしてのコミュ力は十分あると感じています。
この記事では「フリーランスエンジニアに必要なコミュニケーションスキル」と「意識するべきポイント」について、実体験を交えて解説します。
この内容を次の日から実践することで、「職場で信頼されるエンジニア」になれるはずなので、ぜひ最後までご覧ください。
フリーランスエンジニアに必要なコミュニケーションスキル
冒頭でも話しましたが、聞かれたことに簡潔に答えられる能力が大切です。
もちろん、「自分はコミュ障だから、コミュニケーションなんてムリ!」なんて思い込まなくても大丈夫。
一般的なコミュ障と、フリーランスエンジニアに必要なコミュ力は全くの別物です。
質問には、最初に結論から話す
長々と話すと、相手にとってわかりづらい返事になります。 例を見てみましょう。
リーダー「タスクの進捗はどんな感じですか?」
あなた「現在〇〇まで終わっていて、順調です。遅くても明日の午前中には完了する見込みです。」
聞かれたこと(タスクの進捗)に対して、まず結論(順調です)から話すことで、相手に返事の内容が伝わりやすいです。
結論には根拠をつける
先ほどの例でいうと、「順調」という結論に対して、「現在〇〇まで終わっていて」という根拠があります。
根拠を説明しないと、「なぜ順調なのか?」イメージができません。
面談時でも使える返答方法
結論に根拠をつける方法は、仕事中だけでなく面談時にも使えます。
たとえば、経験のないことについて「本当に対応できるのか?」と質問されることがあります。
そんな時は、似た経験を例に上げて、それを根拠に対応力をアピールすればOK。
僕はWeb制作からWeb開発の案件に移行する時の面談で、「扱ったことのない言語だけど大丈夫か?」ということを聞かれましたが、次のように答えました。
「UnityでC#を使った開発経験があり、当時は初めての言語でしたが、一人称でプロジェクトを進められました。なので、今回も新しい言語に対応できると考えております」
こういった感じで、実際の経験を根拠にして面談を進め、無事案件に参画できたという経験があります。
コミュニケーションスキルを上げるために意識すべきたった1つのこと
コミュニケーションのポイントは、「相手のことを考えること」です。
状況によって対応は変わるものの、この一点だけ気をつけておけば大体上手くいきます。
進捗は状況が分かるように報告する
リーダーやクライアントはプロジェクト全体の状況を把握するため、各メンバーの進捗を適切に理解しておく必要があるからです。
そう考えると、「期限に遅れそうだから今のうちに相談しといた方がいいな」「期限はまだ先だけど、区切りの良いところで進捗報告した方がいいな」といった対応も、相手の立場を考えるとこで自然に思いつきます。
報告・連絡・相談(ホウレンソウ)は早めに行う
進捗報告に加えて、何か困ったことや迷うことがあれば、早めに相談するのがベスト。
問題が大きくなる前に、早い段階で共有することで解決がスムーズになり、チームやクライアントからの信頼も得られます。
目安としては、2~30分自分で考えて分からないことは思い切って聞くようにしたほうが良いです。
たまに、相手側の設定ミスが原因で進められないこともあるので、早めに確認することで無駄な時間を減らせます。
問題を後回しにして状況が悪化してから報告すると、信用を失うことも。
特にフリーランスの場合は、自分から積極的に動くことが信頼を保つ秘訣です。
話し言葉は語尾のトーンを上げる
普段の会話でも、語尾のトーンを少し上げるだけで、相手に与える印象は大きく変わります。
フリーランスエンジニアとしてクライアントとやり取りする際、明るく前向きな印象を残すことが信頼を築くための一歩です。
現場によっては、画面オフでテレビ通話することもあると思いますが、感情が見えにくい言葉でも、語尾を上げて話すだけで、相手に誠実さや熱意が伝わりやすくなります。
特にリモートでのやり取りが多いフリーランスは、声のトーンや言葉の選び方を少し工夫するだけで相手に与える印象を良くできます。
チャットやメールのコツ
チャットやメールの場合、できるだけ1回のやり取りで必要な情報を全て伝える工夫が大切です。
何度もやり取りを繰り返すのは相手も大変だし、「この人はスムーズに仕事が進められないのかな」と思われてしまう可能性があります。
たとえば、仕事の進め方を確認する時は、次のようなイメージ。
「仕事の進め方で確認ですが、A案とB案がありましたが、A案で進めたらよいでしょうか?その場合、Cの手順で進めればよいでしょうか?」
このように、A案かB案かを尋ねるのに加えて、A案だった場合の手順も確認することで、次のやり取りをする手間も省けますよね。
効率的なコミュニケーションを進めるには、相手になるべく負担をかけない意識が大切です。
箇条書きを活用する
複数の項目がある場合は、箇条書きを使うことで相手が情報を素早く把握しやすくなります。
たとえば、次のとおり。
明日のミーティングについて、以下の3点を確認したいです。
- 会議の開始時間は10時でよろしいでしょうか?
- 必要な資料はA資料で間違いないですか?
- 発表順について、変更はないでしょうか?
このように箇条書きにすることで、各項目がはっきりと区別され、相手にとって読みやすく、伝わりやすくなります。
1文を短くする
文章が長くなると、相手は途中で内容を理解しにくくなります。
そこで、1文はできるだけ短くして、読む負担を減らしましょう。
1文の長さの目安としては、句読点( 、 )を3つ以内に収めるように意識して文を区切ることで、さらに分かりやすくなります。
「この件については、明日中に対応できます。進捗は午前中に報告しますが、状況次第で午後にずれ込む可能性もあります。問題があれば、事前にお知らせください。」
このように、1文を短くして区切ることで、内容が簡潔に伝わり、相手にとっても理解しやすくなります。
時には画像付きで
ときには言葉だけではなく、画像を添付することも効果的です。
特に進捗報告やバグの説明などでは、わざわざリンクをクリックして詳細を確認してもらう手間を省けますし、チャット内だけで視覚的な情報をダイレクトに伝えられるので、相手の理解が早くなります。
現在の進捗は下記の通りです。
(画像を添付)
このように進んでいますが、修正点があればご指摘ください。
画像を加えることで、言葉だけでは伝わりにくい情報やニュアンスも、すぐに確認してもらうことができます。
フリーランスエンジニアのコミュニケーションは無理する必要なし
フリーランスエンジニアに求められるコミュニケーションは、雑談や社交的なトークではなく、仕事に関することを的確に伝える能力です。
美容師のようにお客さんとの世間話が必要な職種とは違い、エンジニアの仕事では、技術的な進捗や依頼されたタスクに対して、シンプルでわかりやすい報告ができればOK。
無理にコミュニケーションを取ろうとせず、聞かれたことに対して適切に答えたり、必要な情報をタイミングよく提供するだけで、クライアントとの信頼関係を築くことができます。
これからも、自分らしいスタイルで業務に集中し、しっかりとした報告や連絡を行うことで、フリーランスとしてのキャリアを安定させていきましょう。