プログラミングスクールを卒業後、未経験でIT転職し、現在はフリーランスエンジニアとして活動をしている、なおひこです。
未経験からプログラミングを学ぶ時、プログラミングスクールを利用すべきかどうか悩んでしまいますよね。
僕自身、プログラミングスクールを利用したことが、人生を大きく変えるきっかけになりました。
最初はあまりお金をかけたくなかったので独学に挑戦しましたが、「この勉強方法で合っているんだろうか?」「まずは基礎を学んだ方が応用が効くんじゃないか?」といった不安があり、結果的にスクールを選ぶことに。
そのおかげで、37歳ながら未経験でITエンジニアとしてのキャリアをスタートさせることができました。
この記事では、なぜプログラミングスクールが人生を変える自己投資と言えるのか、その価値について深堀りし、独学との違いや自分に合ったスクールを見極める3つの条件についても、実体験を添えて解説していきます。
「プログラミングスクールに通うべきかどうか」「どういったスクールを選ぶべきか」こういった悩みを解決するヒントが見つかるはずです。
プログラミングスクールの価値は人生を変える最高の自己投資にある
プログラミングスクールは単なるスキルアップの場ではなく、人生を変える自己投資になり得ます。
目的に合わせた学習のロードマップが組まれているし、挫折しにくい工夫もされているからです。
独学とプログラミングスクールとの違い
独学との大きな違いは、学習の手順が用意されている点です。
プログラミング学習は、良くも悪くも学び方が自由で正解がないので、プログラミング初心者の場合は何からどんな手順で学んだらいいか分からなくなります。
しかも、その学習手順が合っているかどうか確かめようもありません。
僕も最初は独学で学んでいましたが、本当に実務で役立つスキルが身についているのか不安になり、プログラミングスクールを選びました。
余計なことを考えず学習だけに集中できる
プログラミングスクールが用意しているカリキュラム通りに進めればいいからです。
スクールの卒業生も「未経験から転職できた」や「未経験からフリーランスになれた」といった実績があったので、「やり切れさえすれば必ず実務で通用するスキルが身につく」という安心材料でした。
こういったことから、プログラミングスクールを選ぶときは、卒業生の実績をみるべきですね。
スクール卒業後に即戦力になるための学ぶコツ
プログラミングスクールに通えば自動的にエンジニアになれるわけではありません。
そのための学習時のコツとしては、受け身じゃなく自ら学びに行く姿勢を意識することです。
たとえば僕の場合、スクール内のチャットで質問もできましたが、あえて「カリキュラムの疑問は全てググって解決しよう」と決めていました。
エンジニアになったら質問チャットなど無く、自分で調べて解決しないといけないし、学習段階でこれができないようじゃ後々困ると思ったからです。
結局、学習中の疑問はググるかチャット内の過去質問を検索して解決し、無事卒業できました。
とはいえ講師への質問はした方が良い
質問の仕方を学べるからです。
実際に仕事をすると、先輩や上司に質問することも多くあります。
チャットはもちろん、口頭であっても、事前に質問内容をまとめる必要がありますよね。
検索は相手のことを気にせず、自分のペースでできますが、質問だとそうはいきません。
プログラミングだけでなく、「多分実務ではこういうことが必要になるだろう」と意識して学習することが大切です。
動画学習は宝の山
スクールによっては動画教材がありますが、動画内のちょっとしたことでも勉強になります。
たとえば、ライブコーディングでは、何気なくショートカットキーを使ってコーディングされている場面をよく目にします。
そういった時、「今のはどうやったんだろう?」と興味を持てば、直接教わらなくてもより便利な小技も学習できます。いわゆる、「見て盗む」ってやつですね。
正直、学習の本筋から逸れるので前に進みにくいですが、余裕があればやってみてください。
スクール費用はどれくらいで回収できる?
これは人によるところが大きいですが、短期的に見ると僕の場合、スクールを卒業して2〜3ヶ月でスクール費用以上の案件を個人で受注できました。
ただこれは単発案件で、長期的に見ると、約2年後にフリーランスエンジニアになったことで、IT転職前の年収から約1.8倍アップしました。
会社で働きながら2年で年収を1.8倍にするのはほぼ不可能だったので、これはエンジニアになったおかげだと思います。
僕のエンジニアになってからのリアルな年収推移は下記記事でまとめてますので、気になる方は参考にしてください。
プログラミングスキルは人的資産になる
人的財産とは、スキルや経験値など形の無い資産のことで、いわゆる「手に職を付ける」というやつですね。
特にプログラミングスキルを身につけてエンジニアになると、スキルやキャリアで評価されやすく、自分の市場価値も上げやすいです。
下記画像はフリーランスエージェントの案件検索結果ですが、PHPの経験が2年以上で65~70万円/月の案件があります。
実際、フリーランスエージェントのサイトで案件検索すると、同じような案件がたくさん見つかります。
ちなみにフリーランスと聞くと不安定なイメージがありますが、準委任契約であれば月額が決まっていて収入は安定しますし、エンジニア不足の現代において案件が見つからないということはほぼありません。
たとえプログラミングスクールに20~30万円かかったとしても、それによってより早くプログラミングを身につけた方が、長い人生で見ると、結果的にコスパが良いです。
価値あるプログラミングスクールを見極める3つの条件
下記になります。
- 学習スタイルは自分に合っているか
- 目指したい仕事内容と合っているか
- 卒業生の実績を確認して信頼性をみる
それぞれ順番に見ていきます。
1. 学習スタイルは自分に合っているか
スクールによっては「24週間コース」みたいに、学習期間がタイトに決められている場合があります。
その期間を過ぎると教材は見れなくなったり、講師への質問ができなくなったりしる可能性もありますので、期間を過ぎた場合はどうなるのか、事前にスクールに確認した方がいいですね。
仕事の関係であまり学習に時間が取れないかもと感じる場合は、サポートの期間に気をつけてください。
卒業した後も教材がずっと見れるスクールもあるので、そういうところを選んでおけば、精神的な焦りがなく学習が続けられます。
他にも、講師への質問がチャットだけだったり、定期的にビデオ通話で質問ができたり、転職サポート付きだったりと、サポート体制にも違いがあります。
個人的には質問はチャットで十分で、転職サポートも必要ないかなと思いますが、モチベーションを維持するのが大変だったり転職に不安を感じたりする人は、こういったサポート体制の内容も要チェックです。
2. 目指したい仕事内容と合っているか
IT未経験者は、ちょっとした認識のずれがあることがあります。
たとえば、僕がプログラミング学習を始めた時は、HTMLとCSSをプログラミング言語だと勘違いしていました。
これらはWeb制作には欠かせないスキルで、Webページの構造やデザインを作るのためのものですが、HTMLとCSSはプログラミング言語ではなくマークアップ言語とスタイルシート言語と呼ばれるものです。
もちろんWeb制作を学ぶ上で、JavaScriptのようなアニメーションを作るためのプログラミング言語やWordPressで使われるPHPも学びましたが、Webアプリで使われるようなサーバーサイド言語やデータベース操作などとは少し使い方が違います。
このように、自分が目指したいキャリアをはっきりさせてそれに合ったコースがあるスクールを選ぶことが大切です。
たとえば、下記のようなものです。
- Webコーダー(Web制作でコーディングを担当)
- フロントエンドエンジニア(開発でフロントエンドを担当)
- バックエンドエンジニア(開発でバックエンドを担当)
スクールを選ぶ時は、目指したいキャリアにあったコースで最適に学べる環境を整えることが大切です。
スクールの中には、「無料キャリア相談」をしているところもあるので、「目指したいキャリアとかよ分からないよ!」っていう人は、ぜひ活用してみてください。
3. 卒業生の実績を確認して信頼性をみる
そのスクールの内容が本当に役立つのかを確かめるために手っ取り早いのが、卒業生のキャリアパスを見ることです。
たとえば、卒業生が大手企業や有名なスタートアップ企業に転職している場合は、実践的なスキルが学べる証拠で、フリーランスとして活動している人が多い場合は、独立に関するノウハウや人脈が充実している可能性が高いです。
公式サイトだけじゃなく、SNSやブログなどの評判もチェックすることで、そのスクールについての客観的な情報が得られます。
ちなみに僕はデイトラというスクールを卒業しましたが、その内容については下記記事でまとめていますので、気になる方はぜひご覧ください。
プログラミングスクールの価値を最大にしよう
プログラミングスクールは決して安い買い物ではないですが、やり切りさえすればほぼ確実にリターンが得られる、非常に高還元率な自己投資です。
ただ、その価値を最大限に引き出すためには、何よりもスクール選びが重要です。自分に合ったスクールを選ぶことで、プログラミング学習をより効果的に進めることができます。
- 学習スタイルは自分に合っているか
- 目指したい仕事内容と合っているか
- 卒業生の実績を確認して信頼性をみる
これらのポイントを意識してスクールを選ぶことで、プログラミング学習をより効率的に進めることができ、将来のキャリアにも大きな影響を与えられます。
慎重に選ぶことが、将来への大きな投資になるはずです。