なおひこのプロフィール

37歳未経験で製造業からITエンジニアに転職しました。なおひこのプロフィールです。

目次

生い立ち

なおひこ

1983年5月6日、日本一大きい湖の琵琶湖がある滋賀県に生まれました。

あまりの大きさに、小学生の頃は海と琵琶湖の違いがよく分かっていませんでした。

滋賀県は想像通りの田舎で家の近所には田んぼも多く、子供の頃は友達と畦道(あぜみち)を歩き回ってドラクエごっこなどしていました。

父の影響で将来は自分で何かやりたいと考えるように

父は自営業で電気工事をしていて、僕が物心付いた頃にはほぼ営業に専念していました。

一般的な会社員のように決まった時間に出勤して帰宅してといった感じではなく、起きる時間は遅くあまりバタバタ身支度していた記憶はありません。

子供心に、「何か自由っぽくていいなぁ」と感じていました。

当時はバブルの影響もあり、結構羽振りも良かったので、「僕も将来は何かで独立したい」と漠然と考えるようになりました。

新卒で入社した会社を半年で辞める

大学卒業後の就職先は、大学が機械工学科だったので、製造系のアウトソーシング会社に就職することにしました。

アウトソーシングとは、ある会社には正社員として入社するものの、入社後は取引先の企業に派遣される形態のこと。

1つの会社にずっといるより色々な企業を見て回ることでスキルアップになると考えました。

将来のビジョンが明確だったわけではなく、「手に職を付ければいつか独立できるかも」という曖昧な動機です。

こういった理由だと、仕事内容や働き方に不満や疑問を感じるようになります。

僕が配属されたのは愛知県にある電子部品工場の生産技術課。

社員数何千人規模の大きな会社で今思うと大きな食堂もあったし労働環境には恵まれていたものの、技術が身についている気がせず将来独立のビジョンも見えず日々モヤモヤしていました。

結局半年で退職し、父の電気工事業に従事することにしました。

「自分ではどうやって独立したらいいか分からないなら、父の電気工事を継げばいい」

こう考えたわけです。

その後退職、転職を繰り返す

しかし現実は甘くなく、いい加減な理由で始めた仕事に情熱を持てるはずもありません。

しかも労働環境が悪く休みは日曜日のみで、その日曜日も潰れて30日連勤とかもありました。

ちなみに個人事業主で仕事に従事している状態なので、労働基準法など関係ありません。

しかも作業現場まで毎日片道1時間以上かかることもあり、体力的にかなりキツかったです。

こんな状態が続き、「自分には無理だ」と思って2年も経たずに辞めることになりました。

その後地元の製造業の会社員をしながら、何かやりことを見つけようと模索しつつ、ブログやアフィリエイトを始めるも上手くいきません

しかも転職グセが身についたのか、その後約10年間で3回ほど転職を繰り返し、特にスキルも無いので年収も新卒並みにまで落ちてしまいます。

その間、結婚して子供も産まれました。

情報収集していると、「稼ぐならどうやらIT業界が良いっぽい」ということを知ります。

スキル次第で収入も上げやすく、独立もしやすいからです。

とにかく行動だけは早い僕は、「会社を辞めてブログで生計を立てるんだ!」と、正直無謀とも思える決意をします。

無収入でも2年間くらいは生活できる貯金はあったので、妻に頼み込んで一大決心。会社を退職することにしました。

会社を辞めてブログに打ち込みましたが、結果は惨敗。この時はさすがに頭を抱えました。。。

「このままじゃ一家全員野垂れ死ぬ。。。」

プログラミングとの出会い

焦った僕は、クライアントワークに方向転換することにしました。

ブログは軌道に乗れば小さい労働でも稼ぎ続けられる魅力がありますが、稼ぎ始めるまでに時間がかかり過ぎるしそもそも稼げる保証がありません。

クライアントワークなら仕事をすればすぐに報酬がもらえるので、確実にお金になる仕事をしないといけないと思ったからです。

IT業界でのクライアントワークを調べていると、Webサイトを作るのもプログラミングの一種だと知ります。

元々ブログはやっておりhtmlとcssを触ったことがあるのと、WordPress(ブログを作るツール)の操作や立ち上げ方などは知っていて馴染みもあったので、直感で「これならイケるかも」と感じ、本格的に勉強を開始しました。

最初は費用を抑えようと2週間くらいは独学していましたが、スクールの方が効率が良いと判断し、スクールで学ぶことにしました。

結果的にはこれが正解で、教材通りに進めていけば確実に稼げるスキルが身についていくので、「次は何を勉強したらいいんだ??」などと迷うことなくプログラミング学習に集中できて快適でした。

スクールと言っても、オンラインで見れる教材を自分で進めていき、質問があれば掲示板で講師に聞くというスタイルだったので、「質問もできる教材」といったイメージ。

そんなこんなで約3ヶ月で卒業しました。

1日の勉強時間は、10〜12時間くらいだったと思います。

37歳でIT業界へ転職

手に入れたスキルをお金に変えるため、近辺のWeb制作会社にメール営業したり、異業種交流会で営業活動したりしました。

転職も考えたものの、37歳実績なしの未経験を雇うメリットが企業側に無いだろうし、請負なら「まぁ1回試してやるか」となって実績も作れると思ったからです。

ちなみにランサーズやクラウドワークスなどを使う人もいますが、単価が安すぎて消耗するらしかったので、選択には入りませんでした。

結果的に数社と契約できたものの、未経験からいきなり実務というのはお客さんとのやり取りも含めて精神的、肉体的にかなりハード。

毎月の収入も、とても一家4人を養えるほど稼げませんでした。

もし未経験からエンジニアを目指すなら、まずは会社員として転職することを強くおすすめします。

収入が安定せずIT企業への転職活動を開始

収入が安定せず自身も失っていた当時は、製造業に戻る道も考えて1度面接を受けたほど。

ただ、登録していた転職エージェントから「職務経歴書は直近の職歴が重視されるから、IT企業でも大丈夫ですよ」の一言でIT企業に絞ることにしました。

子供もいて地元を離れるのは難しかったので、家から通える範囲の会社に片っ端から20件以上は応募しました。

正直書類選考の時点で落とされることも多かったですが、何とか設立2年目と若いIT企業に入社が決定。

面接では実績もアピールしつつ、月24万(ボーナス無)とまずまずの給与で入社することができました。

業務内容としてはスマホゲーム開発やインフラのテスト業務など、これまでのWeb制作とは全然違う分野でしたが、自己学習しつつ何とか形になるまでに。

この時、「やる気があったら何でもできる」という自信を身に付けました。

会社に不信感を抱く

念願のIT企業に入社でき、収入も安定できて順風満帆かと思いきや暗雲が立ち込めます。

「会社の給与遅れ」

入社して2~3ヶ月、「クライアントの支払いが遅れたから、25日払いを月末まで待ってほしい」と言われました。

他の月には、「基本給は払えるけど、手当などは来月まで待ってほしい」なんてことも。

最終的には10月に社員全員が呼び出され、「年内の給与は各月の月末まで待ってほしい」と言われる始末。

しかも、年内と説明されたにも関わらず、1月分も月末払いでした。。。

ここまでくると、正直会社に不信感しかありません。

「収入を安定させたくて会社員になったのに、これじゃ前と一緒じゃないか」

そう考えた僕は、自分の力で収入を確保するための方法を模索します。

ITエンジニアは自力でも稼ぎやすいことを再認識

ITスキルを活かして副業や転職など色々模索しましたが、有力な選択肢としてフリーランスエージェントという手段に辿り着きます。

フリーランスエージェントに登録すると、自分の代わりに仕事を取ってきてくれて、契約後は月報酬〇〇万円といった具合に準委任契約を結びます。

以前フリーランスをやっていた時は成果物を納品して報酬がもらえる請負契約だったので、「準委任契約なら収入が安定する」そう感じました。

しかも会社員よりも年収を上げやすく、今後もエンジニア不足の加速が予想されているので仕事に困ることはほぼほぼ無いという状況。

さっそく今の僕のスキルや経験でも仕事は受注できそうか、4社のエージェントに相談してみることに。

1社だけ経験不足で断られましたが、3社からは「案件紹介できるし、報酬も希望額以上は出せる」とのこと。

ちなみに、当時参画していた企業で知り合った別会社のエンジニアさんからも、「もし良かったら、うちの会社も紹介できるよ」と言ってもらえてました。

ITエンジニアで経験を積めば、フリーランスも会社員も自由に選択できる。

苦労はあったものの、あの時プログラミングスキルを勉強しておいて良かったなと実感した瞬間です。

退職後の保険は十分だったので、会社に退職の意思を伝えました。

ふたたびフリーランスの道へ

退職後、フリーランスエージェントに営業をかけてもらい、とある会社のWebコーディング案件に参画が決定。

書類選考で落とされることが多く精神的にキツかったですが、最終的には営業開始から2週間くらいで決まりました。

ちなみに年収としては、正社員時代よりも192万円アップ。

ほんの数ヶ月前まで新卒並みの年収だったのが、40代の平均並みにもらえるまでに。

ITエンジニアに転職して2年ちょっとの経験やスキルで、こんなに年収が上がるなんてIT業界はバグっています。

ブログへの想い

僕は新卒から約14年間、仕事に対して違和感を感じていました。

  • 業務は他人事でイマイチ身が入らない
  • 給与が低く、将来的にも絶望している
  • 現状を変えるために何をしたらいいか分からない

それが今では、仕事に取り組むたびにスキルアップにしていることを実感しますし、それが年収アップにも繋がるので毎日充実しています。

過去の僕と同じように「30代で仕事にモヤモヤしている人達の悩みを解決する情報を発信していけば絶対に役に立つ!」そう思い、「30代でもやる気があれば何でもできる」をコンセプトに発信していくことにしました。

自分の過去の経験や価値観が、誰かの人生にちょっとでも良い影響を与えるヒントになれば、最高だと思います。

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