製造業へ転職したいので、おすすめの転職サイト・転職エージェントを教えてほしいです。
あと、転職に失敗しないコツなんかも知りたいな。
こういった疑問に、お答えします。
この記事を書いている僕は、 製造業歴が約12年で、転職は4回ほど経験しています。
色々な企業を見ていく中で、「今転職するならこういった企業を選ぶな…」という内部事情も分かってきました。
そこで今回は、これから転職を考えている方へ「製造業に強い転職サイト・転職エージェント」と「失敗しない会社選びのコツ」についてまとめました。
製造業に強い転職サイト・転職エージェント3選
結論から言うと、業界大手を中心に登録しておけばOKです。
結局はマッチングの問題なので、大手のほうが求人登録数も多く、より良い企業と巡り合う可能性が高いからです。
上記は転職エージェントなので、基本的にはエージェントからの案件紹介を待つ形になります。
それと同時に、転職サイトで自分でも検索しておくとよい良い案件に巡り合う可能性が高いです。
リクナビNEXT|求人、転職に関する情報満載 ※定番の大手転職サイト。求人数が圧倒的に多いので、転職エージェントと一緒に利用するのがおすすめ。
転職後のミスマッチを防ぐコツ
どんなに素晴らしい転職サイトや転職エージェントを利用しても、転職先が微妙で今より勤務条件が悪くなったなら意味がありませんよね。
転職先のミスマッチを防ぐため、下記の3つを意識しておきましょう。
- 今の会社で働きながら転職活動をする
- 複数の転職エージェントに登録しておく
- 困ったことがあったらエージェントに相談する
たまに退職してから転職活動する人がいますが、絶対やめておくべき。
収入が無い状態での転職活動は精神的に焦りが出ますし、転職先の企業が多少微妙でも「何とかなるか…」と妥協してしまい、勤務条件のミスマッチに繋がるからです。ちなみに自己都合の退職だと、失業手当をもらえるのは退職してから3ヶ月後。
「今の会社が超絶ブラック」「なんだか鬱っぽい…」など、特別な事情がない限り、働きながらの転職活動が無難です。
そして、より多くの案件から選べるように、転職エージェントには2~3社くらい登録しておいた方が良いです。
僕自身は3社に登録しましたが、1件同じ案件を2社に紹介されたものの、他はすべて違う案件を紹介してもらえました。
もしなにか困ったことがあったら、気軽に担当エージェントに相談してみましょう。悩みが解決するだけでなく、真剣に転職活動していることも伝わるので、より本気でサポートしてもらいやすくなるので。
上記を意識しておけば、転職後のミスマッチはほぼ防げます。
製造業への転職前に知っておくべき事:失敗しないコツ
製造業の優良求人を探すコツと、業界初心者によくある質問について答えていきますね。
製造業の優良求人を探すコツ:クレーム数が大事
優良企業かどうかの判断は、次のとおり。
クレーム数が年間12件未満かどうか
つまり、その会社のクレーム件数が多いか少ないかということです。年間12件というのは1月1件あるかどうかの目安です。
※業界によって多少違うと思いますが、1月1件以上だと確実に多い部類です
クレームというのは、発生したらそれで終わりではなく、「なぜ発生したか?」「再び発生しない為の対策をどうするか」など、対策書にまとめて客先に提出しないといけません。
これがかなり面倒で、クレームが続くと現場は対策でバタバタ、監督職も日々対応に追われて通常業務ができないといった状況が続きます。
外注先などを含め、ブラック気質な会社を見たことがありますが、ほぼ間違いなくクレーム件数が多い会社でした。逆にクレーム件数が抑えられている会社は、平穏に仕事ができます。
面接時には必ず、『企業の年間クレーム件数』を聞いてください。もし年間12件以上なら少し警戒した方がいいですね。
よくある質問①:未経験でも製造業に転職できますか?
答えはイエスです。
理由は2つありまして、まず1つ目は製造業は定着率が悪い傾向があるからです。
特に地方の中小企業などは、10年以上働いている人は珍しいくらいで、5年もすればそこそこベテラン扱いになります。実際、未経験でも採用される人はたくさんいます。
2つ目の理由は、業務ごとに手順書や要領書が作られていることが多いので、初めてでも比較的仕事を覚えやすいからです。これは、誰が作っても製品品質を同じくらいに保つためです。
特に現場作業はそれが顕著で、基本的には班長やリーダーに言われた通りに仕事をすれば問題ありません。
もちろん、役職がつくと高いスキルが求められるケースもありますが、最初からそんな業務を期待されることはありません。興味を持った案件があるなら、未経験でも積極的にチャレンジするべきです。
だれでも最初は未経験ですので、今の自分が会社に貢献できることを全力アピールしつつ内定を勝ち取りましょう。
よくある質問②: 製造業ってどういうことをするんですか?
一言に製造業いっても職種が多いので、ざっくりとした分類をすると、下記の2種類です。
- 直接部門:製品を実際に製造する現場作業者やその監督者(製造部など)
- 間接部門:生産効率や品質を管理する業務を行う人(生産技術や品質保証など)
直接部門は製品を製造しているのでイメージしやすいですが、間接部門だと「企画・設計・生産管理・製造技術・品質保証・品質管理…」などなど、多くの部門があってそれぞれ違った仕事があります。
基本的には他の仕事と同様に、最初は先輩や上司の指示にしたがいつつの業務になるので、徐々に慣れていけば問題なしです。
よくある質問③: 製造業ってきついって聞きますが、大丈夫でしょうか?
前述した部門によって、キツさの内容が変わります。
- 直接部門:基本的に立ち仕事で重量物を持つこともあるので体力的にキツイ
- 間接部門:現場や他社との対応などでデスクワークが多く精神的にキツイ
たまに直接部門の人は「間接部門は座れるから楽」、逆に間接部門の人は「直接部門は言われた通りに作るだけだから楽」という愚痴を聞くこともありますが、結局どちらもキツいですね。
製造業に限らず、仕事というのはキツいものなので、他業種と比べても極端に大変だということないです。
『まずは動く → 動きつつ考える』のススメ
全てに言えることですが、まずは動いてみないと何も変わりません。
では、本記事で紹介した転職サイトや転職エージェントを使うタイミングはいつか?それは会社を辞めたいと思った時であり、今すぐの行動が1番の正解です。
働きつつなら余裕をもって転職活動できますし、ノーリスクですので。
仕事をしながらの転職活動は大変だと思いますが、そこはグッと堪えつつより良い転職のために頑張るのも大切です。
まずは動いて、動きつつ考えましょう。
転職サイトや転職エージェントに一度登録してしまえば、後はメールで案件を確認して興味のあるものに応募するだけです。登録は面倒に感じますが、どのサイトも5分で登録が終わりますので、是非この機会に行動してみてください。
製造業に強い転職エージェント・転職サイト
- リクルートエージェント|転職支援実績No.1 ※最大手の転職エージェントなので、案件が豊富。まずはここに登録しておきましょう。
- メイテックネクスト |製造業エンジニア転職No.1※僕が登録した時は、自宅から30分以内の案件を紹介してもらうなど融通を聞いてもらえました。
- マイナビメーカー AGENT|メーカー・ものづくり業界に強い ※定番のマイナビですが、製造業向けの求人がより多くなっています。製造業の転職なら登録して損はありません。
リクナビNEXT|求人、転職に関する情報満載 ※定番の大手転職サイト。求人数が圧倒的に多いので、転職エージェントと一緒に利用するのがおすすめ。