少ないお金でも、楽しく暮らすにはどうしたらいいの?
ケチケチしすぎると気持ちも貧しくなる気がするし、、、なにかいい方法があれば教えてください。
こういった疑問に、お答えします。
僕は独身時代、趣味に使うお金は月1万円程度でした。大きな出費は年に1~2回旅行に行ってたので、それくらいです。
結婚後もほとんどお金を使わずに生活していますが、特に不満もなく楽しく暮らしております。
じゃあなんでそんなことができるのか。少ないお金でも楽しく暮らす方法を解説していきますね。
少ないお金でも楽しく暮らすことが出来る理由
なぜなら、昔と比べて今は遊びにお金がかからないから。
ゲームで言えば、僕が小学生のころは、スーパーファミコン全盛期で、ソフトなんて1本10,000円くらいしてました。それが今ではPS5のソフトでも、4,000~7,000円くらいの価格帯です。というか、スマホゲームなら無料でできますしね。
あと、映画も月額1000円くらいで見放題のサービスがあるので、DVDを返しに行く手間もなく、好きなだけ映画が自宅で見れちゃいます。
海外旅行も、格安航空ができて安い料金で行けるようになったし、現地の格安宿もネットがあれば自分で予約できる。
こんな感じで、ほんの20年くらい前と比べると、お金が無くても楽しめるものがたくさんあります。
生活必需品も安くて機能アップしている
たとえばテレビも、32型が2~3万円で買えたりと、昔と比べて性能上がってるのに、めちゃ安で買えますよね。
これは洗濯機や冷蔵庫や、あらゆる家電にいえます。とくに家電系は、年々機能が進化してても価格はほとんど据え置きだったり、安くなったりしてます。
今では当たり前にどこの家にもあるくらい手軽に買える冷蔵庫・洗濯機・テレビが、「三種の神器」として庶民の憧れだった時代もあるわけで。
そう考えると、お金ってそんなに必要ないように感じますね。
「お金がある=幸せ」は古い価値観では?
昔の人が本当の意味を理解せずに伝えているものって、結構あるんですよね。
たとえば、「風邪のときは風呂入るな」も古い考えです。そもそも昔は家に風呂が無い家が多く、銭湯に行くのが当たり前だったので、その帰りに湯冷めすると風邪が悪化するから、そう言われていたそうです。
今では家に風呂があるのが当たり前だから、可能なら風呂に入って体を清潔にしておいた方がいいと言われています。
こんな感じで、本質じゃなく行動だけが伝わって今の時代に合わないことって結構あります。今の時代、「お金を稼いだら楽しく豊かに暮らせる」というのは一理あるけど、それがすべてではない。
思考のアップデートが必要ですね。
人生は、敗者のゲームである
敗者のゲームとは、投資系の本のタイトルです。投資のプロではない一般のアマチュアが、投資で儲けるにはどうするべきかが書かれた本ですが、その中にこんな一文があります。
プロのテニスは勝つために行ったプレーで結果が決まる「勝者のゲーム」であるのに対し、アマチュアのテニスは敗者がミスを重ねることによって決まる「敗者のゲーム」なのである。
敗者のゲーム
投資で勝つ方法をテニスに例えた一文ですが、人生も同じことなのかなと。つまり一般人は大きく儲けることを考えるんじゃなく、損失を減らすことを意識したほうがいいということです。
もちろん、「副業などで今より収入を上げるためにスキルアップする」などは素晴らしい行為ですが、知識のない状態で欲張ると、変な投資詐欺に引っかかったり大きな損失を受けることになります。
そういったミスを防ぐために、知識武装は必須です。
お金のことは、本か動画で学ぼう
お金の知識は、本で学ぶのが1番です。なぜなら、セミナーなどはそれこそ詐欺師のカモになりやすいから。
ちなみに金融系全般を学ぶなら上記の本がイチバン。1章ごとに投資・不動産など項目がわかれているので、活字が苦手な僕でも読みやすく、勉強になりました。
まずは無料で学びたいなら、YouTubeもありです。むしろ初心者には、音声の方が勉強になるかも。
たとえば上記のチャンネルは、「人生を豊かにするためのお金の知識や考え方」を発信されているので、かなり参考になるはずです。
僕は、よくわからない社会保険や税金、投資についてなど、このチャンネルでほとんど学べました。
少ないお金でも楽しく暮らすための方法
次の3点です。
- ①固定費を見直そう
- ②物欲を抑えてみよう
- ③「価格=価値」じゃない
それぞれ見ていきましょう。
①固定費を見直そう
固定費とは、次のようなもの。
- 住宅費
- 光熱費
- スマホ代
- ネット代
- 保険料
- お小遣い
- 月額課金サービス
固定費を見直すのは手間ですが、1度やってしまえば一生、自動的に毎月節約できることになるので、手間に対しての効果がかなり大きいです。
たとえば、スマホ代はキャリアから格安シムにするだけで、人によっては5,000円くらい節約できるし、自動車保険を見直すことで10,000円以上安くすることもできます。
節約と聞くと、テレビの主電源を切ったり10円でも安い大根を隣のスーパーまで買いに行ったり、手間がかかるわりに効果が小さいものを想像する人もいると思います。
そういった節約は窮屈で心も寂しくなりやすいので、まずは固定費の見直しをしてみましょう。
②物欲を抑えてみよう
不要なものを買いすぎて家計を圧迫しているなら、物欲を極力抑えた方がいいですね。
物欲を抑えるための詳しい内容は、「【幸せに生きる】物欲を抑えるための具体的な9つの方法とその効果」で紹介していますので参考にしてください。
時短製品はできれば買うべき
無駄遣いはしない方がいいですが、ドラム式洗濯機や食洗機など、家事の負担を減らしてくれる時短製品は、少し頑張っても検討するべきだと思います。
なぜなら、いつも時間がなく忙しい状態だと単純にしんどいし、余裕が無いと正常な判断もできないので。固定費の見直しも、「忙しいから…」って感じで、やったら得するのは分かっていてもなかなか出来ないのはこのためです。
我が家では妻が家事を主にしていますが、「もう食洗機は手放せない」と言っています。時短製品、おすすめです。
③「価格=価値」じゃない
人は、値段の高いものに価値を感じやすいです。こうした決まったパターンに決まった行動をすることを、「固定的動作パターン」と呼ばれ、心理学では「カチッ・サー」と呼ばれます。
つまり人間は心理的に、高価なものを見ると、無意識に価値を感じる生き物なんですね。
ただ、世の中にはブランド品や宝石、中古車など、値段があって無いような商品は多く、売り手の言い値みたいなサービスも多いので、思考停止でこういう行動をしてしまうと浪費まっしぐらです。
現代で楽しく暮らすのに必要なのはお金じゃなく工夫
記事を3行でまとめます。
- 少額でもハイクオリティのものは多い
- 「お金がある=幸せ」は古い価値観では
- 固定費を見直したりお金の概念を変えよう
上記のとおり、まずは今やっている普通を疑ってみるといいと思います。
最後に僕の経験談を一つ。
我が家はたまに県外へ車で家族旅行するのですが、3歳の息子が車じゃなく、いつも遊んでいる近所の公園へ行きたいって言い出したことがありました。
「今日はお出かけだから」って言っても、どうやら近所の公園で遊びたいらしく、駄々をこねるという。。。
そんな息子の姿を見ていると、「あぁ、お金をかけて遠出すればいいってもんじゃないんだな」と、考えさせられました。
たしかに大人になっても、地元の観光地とか行ってないところって結構あるんですよね。わざわざお金を使わなくても楽しいことって意外と身近にあるもんです。
こんな感じで、お金じゃなく工夫で楽しいことって見つかるはずなので、ぜひお試しください。