こういった疑問に答えます。
この記事を書いているボクは、本格的にネット銀行を使い始めて5年以上で、今では都市銀行はほぼ使わずにネット銀行をメインバンクにしています。
そこで初心者の方へ向けて、「どんなネット銀行を選んだら良いのか?」について解説していきます。
ネット銀行には非常に満足しているのですが、使っていて感じた不満点もありますので、そちらも包み隠さずお伝えしますね。
「早くおすすめが知りたい!」という方は、お得な特典が多い楽天銀行
失敗しないネット銀行の選び方
基本的には、下記の2点を確認しておけばOKです。
- 銀行の主な使い方を見直す
- 金利は気にしなくて良い
それぞれ解説していきますね。
銀行の主な使い方を見直す
銀行をどう使うかによって、最適なネット銀行が変わるからです。
たとえば、月に何回もATMで引き出す人は手数料の無料回数が多い銀行が良いですし、資産運用を考えているなら証券口座が使いやすい銀行が良いですよね。
比較する時は、下記の項目をチェックしてみてください。
- 引き出し手数料の無料回数
- 振り込み手数料の無料回数
- ポイントの貯まりやすさ
- 提携するネット証券の使いやすさ
- よく使うクレジットカードとの相性
ポイントに関しては、同系列のクレカを使うことで還元率がアップすることもあるので、お得にネット銀行を使いたいならチェックしておきたいところ。
銀行を普段どのように利用しているか、もしくはどのように使っていきたいかを見直すことが、ネット銀行を比較する時のヒントになります。
金利は気にしなくて良い
おすすめのネット銀行をネット検索すると、「○○銀行は金利がメガバンクの20倍!」なんて書かれていたりしますが、あまり気にしなくてよいでしょう。
なぜなら、どこもそんなに大差が無いので。
たとえば、定期預金の金利はネット銀行によって0.02~0.35%ほど。
100万円を10年間預けても、税引き前で2,000~35,000円しか増えません。
「35,000円って、結構増えるじゃないか!」と思うかもしれませんが、原則10年間も引き出せないという縛りがある割にはインパクトが少ないかと。
たとえば、元本割れのリスクを取っても、投資に回して年利3%で運用できれば同じ金額と期間で30万円くらい増えるので。
比較的堅実な投資信託の運用でも、平均3~6%ほどですので現実的な数値です。
もしお金を増やしたいと考えるなら、投資などの資産運用に回した方が良いですね。(NISA枠なら非課税ですし)
「使わないお金は定期預金しておいたら増える」というイメージは、バブル期の定期金利が6%や8%だった頃の名残ではないかと。
今は低金利時代なので、金利が高い銀行を探すよりもポイント還元率が高い銀行を選ぶ方が合理的です。
ポイント還元なら、同系列のクレカを使うことで+1%されることも珍しくないので、金利を見るよりはるかにお得。
ネット銀行を選ぶときは、あまり金利のことは気にしなくて良いでしょう。
ネット銀行のデメリット
長年使っていて感じた不満は、下記の2点のみ。
- 振込み・引落とし指定不可の場合がある
- 銀行名を口にするのが少し恥ずかしい
それぞれ見ていきます。
振込み・引落とし指定不可の場合がある
給与振込や、家賃引き落としの指定口座にできないことがあるので不便ですね。
こういったケースは少なくないので、全てをネット銀行で完結させるのは難しいです。
普段使いはネット銀行でも良いですが、指定口座用に1つは都市銀行などの口座を解約せずにとっておいた方が便利です。
銀行名を口にするのが少し恥ずかしい
個人差があると思いますが、指定口座にできるかどうかを尋ねる時など、ネット銀行名で聞くのが少し恥ずかしいです。
特に年配の方だと、「何やらややこしいことを聞いてきたな…」という感じになるので、詳しく説明するなんてことも。
出来るかどうかの確認を、わざわざしてもらうことも少なくなく、申し訳ないという気持ちもあったり。。。
ネット銀行がもっと広く浸透すれば、こういったことも起こらないと思うので、みなさんネット銀行を活用しましょう!(笑)
おすすめのネット銀行3選
これまでボクが使っていて良いと思ったネット銀行と、使っていないけどこれはおすすめできるというものを選びました。
あまり数が多くなると選ぶのが大変だと思うので、3つに厳選しています。
楽天銀行:ポイント還元が魅力
ボクもメインバンクとして活用していて、1番おすすめしたいのが楽天銀行
メリット
- ポイント還元が美味しい
- 楽天証券が使いやすい
- 指定口座にしやすい
デメリット
- 手数料無料に条件あり(残高10万円or取引5回以上)
- ランクが低いと月の無料回数が少なめ
楽天カード
ATMの引き出しや振込は月に数回程度という方には、ポイントがザクザク貯まる楽天銀行を間違いなくおすすめします!
同系列の楽天証券なら、つみたてNISAを始めとする投資信託を買う時は月5万円以内なら+1%のポイントが付きますので、相性の良い楽天銀行が最適です。
つみたてNISAについて気になる方は、初心者でも安心!つみたてNISAにおすすめの証券口座を解説をご覧ください。
ネット銀行の中でも指定口座OKの場合が多く使いやすいので、身近な友人にも最初に持っておくなら楽天銀行をおすすめしています。
住信SBIネット銀行:手数料の無料回数が多い
ボクが初めて使い出したネット銀行が、住信SBIネット銀行です。
株式投資を始めようと思い、資産運用に強いSBI証券と連携しやすいこちらを選びました。
今はメインを楽天銀行にしているものの、こちらもおすすめのネット銀行です。
メリット
- 手数料が必ず無料(引き出し月2回・振込月1回)
- SBI証券は投資に特化した機能が多い
デメリット
- ポイント面でお得さが少ない
- SBI証券は少し操作がややこしい
楽天銀行をメインにしているのに、住信SBIネット銀行を解約しない理由は、SBI証券に投資に特化した機能が多いからです。
たとえば、ETF(金融商品の一部)の自動積立機能など。
ゆくゆくは本格的に資産運用もしていきたいと考えているので、投資用として残してあります。
純粋に銀行口座として使う時も、無条件で毎月の引き出し2回と振込1回の手数料が無料になるのが魅力ですね。
ポイント還元よりも、月の手数料無料回数を重視したい方にはおすすめです。
ジャパンネット銀行:PayPay・ヤフーカードと相性良し
ボクは利用していないのですが、もしこれから使うならジャパンネット銀行です。
理由は、PayPayやヤフーカードとの相性が良いので。
いまや「QRコード決済といえばPayPay」というイメージも強く、キャッシュレス決済に向いていますね。
また、Tポイント関係の特典が多いので、Tポイントを貯めたい方にはおすすめです。
メリット
- PayPay・ヤフーカードと相性が良い
- 引き出し手数料が毎月1回目が無料
- 投資信託口座との資金振替が不要
デメリット
- 振込手数料が無料にならない
- 証券口座の取り扱いがない
- Tポイントの現金還元率が低い
3万円以上の引き出しなら2回目以降も手数料が無料ですが、振込手数料がかかってしまうのはマイナスポイントです。
とはいえ、毎月何回もATMを利用したりヤフーカードをメインで使っていたりするなら、おすすめできるネット銀行でしょう。
初めてのネット銀行なら楽天銀行をおすすめします
最後に、失敗しないネット銀行の選び方をおさらいします。
- 銀行の主な使い方を見直す
- 金利は気にしなくて良い
これらを踏まえた上で、やはり多くの方におすすめできるのは楽天銀行
おすすめ3社を比較すると、下記のようになります。
銀行名 | 引出し手数料 | 振込手数料 | 貯まるポイント |
---|---|---|---|
楽天銀行
|
0~7回 | 0~3回 | 楽天スーパーポイント |
住信SBIネット銀行
|
2~15回 | 1~15回 | スマプロポイント |
ジャパンネット銀行
|
初回無料。2回目以降は3万円以上で無料 | 有料 | Tポイント |
もしどれにしたら良いか迷うなら、楽天銀行
ポイント還元が抜群ですし、定期預金の金利を考えるよりもはるかにお得です。(金利も0.1%なので、都市銀行よりグッと高め)
楽天銀行のポイント還元は、楽天カード
楽天カードについては、【デメリットあり】楽天カードをレビューする【5年使って分かった】で解説しています。
口座開設は無料なので、作らない理由はないですよね。
ポイント還元の恩恵は、早く始めれば始めるほど大きいので、気になったらさっそく始めてみてください!