今回は、ボクが滋賀県で1番美味しいと思っているラーメン店、らー麺 鉄山靠(てつざんこう)をご紹介します。
このお店は、独身時代に地元のラーメン巡りをしている時にたまたま発見。
ラーメンの味はもちろん、つけ麺やまぜそばなど何を食べてもハズレがありません!
ボクだけでなく、妻も「今まで行ったお店で1番好き」と大絶賛!
そのため、我が家では外食をする時には必ず鉄山靠が候補に挙がるほどです。
今回は、濃厚スープが特徴の魚介豚骨つけ麺を食べてきましたので、そのグルメレポートをお届けします。
ラーメン・つけ麺・まぜそば 全てが美味しい「鉄山靠(てつざんこう)」
鉄山靠は、以前滋賀県で開催されていた、県内で1番おいしいラーメン店を決める「イケ麺BATTLE2013」で準優勝の実績があります。
各店イチオシの1杯で勝負するのですが、その時出されていたメニューは瀬田しじみらー麺。
このラーメンは、お店の前を流れる瀬田川で採れたしじみを使用していますので、県外の方にはご当地ラーメンとしてもおすすめできます。
他にも注目してもらいたいのが、麺へのこだわり。
お店で出される自家製麺には、アルコールやpH調整剤などの保存料が一切使われていないということ。
これには、「不必要なものはなるべく入れず小麦の風味をそのまま活かしたい」という店主の想いがあるからです。
そのため、作り置きがあまりできないので、営業時間内に麺が売り切れになることも。
「自分が納得できるものをお客さんに食べてもらいたい」
こういった、食材に対する前向きな姿勢が伝わってくるようです。
そう考えると、美味しいラーメンができるのも納得できますね。
- 営業時間 11:00~14:30/18:00~21:30(スープ無くなり次第終了)
- 定休日 月曜日(祝日の場合は翌日)
- 駐車場 有り(店舗前2台)
- 支払い方法 現金のみ
- 禁煙・喫煙 完全禁煙
アクセスは車かタクシーが便利
お店は、最寄りの瀬田駅から約2kmの場所にあります。
徒歩では距離があり、バスでは便が少ないので食事どきに行こうとすると結局1.5kmほど歩くことになります。
そのため、アクセスにはタクシーか自家用車が断然便利です。
ただ、駐車場は店の前にギリギリ2台停めるスペースがあるだけなので、停められないこともしばしば。
立地的に車で来られる方も多いと思うので、もう少し専用駐車場を増やしてもらいたいですね。
お店の込み具合
平日水曜日の13時に入店しましたが、ピークは過ぎていたようで混雑はありませんでした。
ちなみに、タイミングによっては満席で待つ場合もありますが、何十分も待つというイメージはありません。
以前、週末の食事どきに行ったことがありますが、待ち時間は10分程度でした。
美味しいお店ですが長時間待たされることはほぼ無いので、待つのが苦手なボクには嬉しいポイントです。
お店の雰囲気
厨房は程よく活気づいていますが、大声を張り上げるような体育会系の雰囲気ではありません。
そのため、妙な威圧感もなく気軽に食べに行くことができるお店です。
店主は厨房で、ホールスタッフはおそらくアルバイトかパートの方でしょう。
この日は年配の女性が接客してくれましたが、決して愛想が良いとは言えない印象。
すごく不快になるほどではありませんが、声のトーンを聞いて「ちょっと不機嫌?」と感じてしまいました。
もちろん個人差はあると思いますが、美味しいお店だけに少し残念ですね。
メニューに迷ったら黒いファイルを見てみよう!
座席にはメニュー表とは別に黒いファイルがあり、写真付きで各メニューの説明や店主の想いが書かれてあります。
初めて行く場合は、このファイルを参考に注文を決めると良いでしょう。
なかなか読みごたえがあるので、注文を待っている間に読むのもおすすめですよ!
座敷は赤ちゃん子連れに優しい仕様
席は、カウンター・テーブル・座敷があるのでおひとり様からファミリーまで入りやすくなっています。
今回は妻と1才の息子との3人で行ったので、座敷を選びました。
1つの部屋に2席あるのですが、隣のテーブルとの間隔は広いので子供連れでも安心です。
テーブルの角にクッションが付けられており、子どもの安全面にも配慮されています。
他にも、子供用のスプーンやコップ、椅子などが用意されてあります。
赤ちゃん子連れにとって、こういった気づかいはありがたいですね。
おしぼりも、きちんと子どもを含めた3人分出して頂けました。
店舗による違い
鉄山靠には本店の他にも、中山道守山店・近江八幡店の2店舗があります。
ボクは以前、オープンしてすぐの近江八幡店へ行ったことがありますが、本店とはシステムが異なります。
注文は食券で、水だけでなく料理も自分で取りに行くというセルフサービス。
さらに、食べ終わった後もカウンターへ返しに行かなければいけません。
その日は3ヵ月の息子を連れていたのですが、こういった部分は子供連れには不親切ですね。
人員削減のためかと思いきや、ホールスタッフがいるので「セルフの意味はあるのか?」という疑問もありました。
ちなみにこのスタッフは、食券を受け取って控えの番号札を渡すだけであとは待ちぼうけ。
肝心のラーメンも、スープがぬるめであまり美味しくありませんでした。
開店直後でたまたま上手く回っていなかっただけかもしれませんが、もし行くならば本店を強くおすすめします。
濃厚スープの「魚介豚骨つけ麺」を注文
今回、それほどお腹は減っていなかったので魚介豚骨つけ麺の普通盛り(850円)を注文。
太麺なので茹で時間が必要なため、混雑はしていないものの到着には13分程かかりました。
麺は、ツルツルもっちりといった食感でスープに付けずともそのまま美味しく頂けます。
スープは魚介豚骨のこってり系で、前回紹介した東京グルメの六厘舎と同じ系統。
ただ、六厘舎よりもドロドロ感が強めの印象です。
こちらにも同様に刻み玉ねぎが入っていて、シャリシャリ感が良いアクセントになっています。
やはり、濃厚スープにはサッパリした口当たりの玉ねぎが相性抜群ですね!
主な具材は、海苔・メンマ・チャーシューとシンプルですが、とにかくデカいのが特徴です。
メンマは、噛むと繊維が歯の間に挟まってなかなか噛み切れないほどの分厚さ!
分厚めのチャーシューも、食べ応え抜群です!
単純ですが、「具材が大きい」というのはインパクトがあってお得な気分になれますよね。
スープ割り用のポットはセルフサービスなので、座敷を出た本棚横のテーブルまで取りに行きましょう。
麺のボリュームはやや少なめ
普通盛りでは麺とスープの量のバランスが悪く、麺を食べ終わった時にはスープが結構余りました。
残りはスープ割りで飲み干したものの、お腹はまだまだ物足りないといった感じ。
ちなみに、麺の量が六厘舎は280g(茹で前)だったのに対して鉄山靠は220g(茹で前)と、60g少ないです。
ボクは身長174cmの中肉中背であまり大食いというわけではありませんが、それでも少し物足りなさを感じました。
単純に量が少ないというのもあると思いますが、美味しすぎるので身体が求めているのかもしれません。
現にボクは、注文前はそれほど食欲が無かったのに、食後にはお腹が空いているというおかしな現象になっていたからです。
そのため、男性ならば大盛りやセットにするなどした方がより満足できるでしょう。
少し残念だったところ
今回初めての座敷だったのですが、通路に出るときのスリッパが置かれていないのは少し不便でした。
また、この日は革靴だったのですが靴ベラが無かったので履くのに少し苦戦。
子供連れへの気遣いはされているものの、こういった配慮が欠けていたのは少し残念ですね。
まとめ
つけ麺は美味しくてもラーメンはイマイチというお店もある中、こちらは全てのメニューが美味しいという奇跡的なお店です。
座敷には「お子さま連れ歓迎!」と言わんばかりの用意がされているので、小さなお子さんが居ても気兼ねなく行くことができます。
ただ、タクシーや車でないとアクセスがしにくく、駐車場が狭いところが少し難点ですね。
今回はつけ麺でしたが、機会があれば別のメニューもレポートしていきます。
近くまでお立ち寄りの際は、ぜひ、らー麺 鉄山靠に足を運んでみてください!
アクセス | ★★☆☆☆(2) |
料理・味 | ★★★★★(5) |
お店の雰囲気 | ★★★☆☆(3) |
コストパフォーマンス | ★★★★☆(4) |
総合評価 | ★★★★☆(4) |